池内美奈子プロデュース vol. 1
リーディング公演
AFTERPLAY
- モスクワにて-
by BRIAN FRIEL
作 = ブライアン・フリーエル
翻訳・演出 = 池内美奈子
出演者 = 平田満、井上加奈子
ト書き=竹田まどか、野口俊丞
ブライアン・フリーエル (BRIAN FRIEL)
(1929年1月9日~2015年10月2日)
アイルランドを代表する劇作家。60年間にわたり30本の戯曲を執筆。Aosdána(アイルランド芸術家協会)やアメリカ芸術文学アカデミー、ロイヤル文学協会の会員であり、ユリシーズメダルなど多くの栄誉を受けました。彼の作品はアイルランドの社会、歴史、そして人間関係を深く掘り下げ、詩的な言葉と豊かな感情描写が特徴です。
代表作には、『ルナサに踊る』(トニー賞3部門受賞)、『モリー・スウィーニー』『トランスレーションズ』『フィラデルフィア、わが町よ!』、『アリストクラッツ』(イブニング・スタンダード賞受賞)などがあります。 また、『三人姉妹』『ワーニャ伯父さん』(チェーホフ)、『ヘッダ・ガブラー』(イプセン)、『田園の月』(ツルゲーネフ)などの古典を翻案した作品も手掛けました。フリーエルの戯曲は、詩的でありながらも人間味あふれる描写が特徴で、観客の心に深い印象を残します。
作品紹介
本作でフリーエルはチェーホフの戯曲に登場する二人のキャラクターを、20年の歳月を経て再び舞台に呼び戻します。別々の物語で初めて命を吹き込まれた彼らが、モスクワの小さな食堂でたまたま出遭い、会話していくところから芝居は始まります。彼らはこれまでの時間の流れの中でどのような経験を重ねてきたのか、これからどのような人間関係を築いていくのだろうか?